展覧会京都東山・鹿ヶ谷
EXHIBITION
開催中

ブロンズギャラリー 中国青銅器の時代
ギャラリー3特集展示「金文の世界」

2026.09.05土2026.12.20日

複雑繊細な造形が特徴の殷周青銅器には、当時の人々の使用していた文字が銘文として鋳込まれていることがあります。この中国古代の文字─金文─は、現在のわたしたちが使用している漢字の古い字形であり、当時の社会や文化のあり方を考えるうえで貴重な手がかりとなっています。書かれた内容を丹念に読み込むと、中国古代の人々の息遣いが聞こえてきそうなリアリティを味わうことができます。また文字としての美しさもきわだっており、歴代の書家たちを魅了し、影響を与えてきました。今秋のブロンズギャラリーではこの金文をテーマとし、住友コレクションとともに、その豊かな世界をさぐる特集展示を開催します。青銅器や中国古代に興味がある方はもちろん、書や古代文字に興味がある方にも必見の内容です。

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寛永行幸四百年記念
特別展 寛永行幸と花の都の文化びと

2026.09.05土2026.10.18日

 江戸時代初期にあたる寛永3年(1626)9月、大御所徳川秀忠・将軍徳川家光の招きにより後水尾天皇が京都・二条城に行幸されました。初日の9月6日には、天皇一家と公家、将軍と全国の大名がそろう天下の大行列に、京の街は空前の活況を呈します。寛永行幸は泰平の世の到来を告げ、新たな文化の胎動をうながしたともいえるのです。  本展では行幸行列を活写する泉屋博古館所蔵 《二条城行幸図屏風》 (京都市指定文化財) を中心にこの歴史的盛事を振り返ります。そしてその前後から17世紀後半にわたり展開した寛永文化について東福門院 (徳川和子) という一人の女性を起点に見つめていきます。将軍の娘にして天皇の后となった彼女の周辺では、後水尾天皇、千宗旦、松花堂昭乗、小堀遠州、野々村仁清など、きら星の如き文化人たちが身分を越えた交流を通じ、それぞれの美の形を結びました。会場では公・武・民の架け橋となった東福門院ゆかりの品々をまじえ、その美と交流の足跡をたどります。  当館の近隣には東福門院菩提寺の光雲寺をはじめ、江戸初期復興のゆかりの社寺が点在しています。往時の雅人の息づかいを今に伝えるこの地で寛永文化に思いを馳せる一時をお過ごし下さい。

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特別展 没後100年記念 住友春翠
-仕合せの住友近代美術コレクション

2026.10.31土2026.12.20日

作品が収蔵されるとき、その一つひとつにはそれぞれの物語があります。それは「いつ」「どこで」「誰が」「何を」「なぜ」「どのように」手に入れたのか―住友コレクションは、中国古代青銅器をはじめ、中国・日本書画、西洋絵画、近代陶磁器、茶道具、文房具、さらには能面・能装束など幅広い領域にわたりますが、その多くは、現在の住友グループの礎を築いた住友家第15代当主・住友吉左衞門友純(ともいと)(号 : 春翠、1864~1926)によって明治中頃から大正時代にかけて買い求められたものです。 須磨別邸に訪れた洋画家・小杉未醒(みせい)は、春翠の印象について「富豪は二重の人格を持つ、一つは富豪其人の人格、一は其の家の人格」と述べています。春翠が手に入れた作品にもまた、「家」と「私」というふたつの意識がその根底に流れています。もっとも、「家」と「私」は明確に区分できるものではなく、「家」のなかの「私」、あるいは「私」のなかの「家」があり、淡水と鹹水が混ざり合う汽水域のように、「家」と「私」とが交錯する独自の価値観のもと、このコレクションは形成されていきました。 本展は、住友春翠の没後100年を記念し、春翠が関心を寄せた近代美術を紹介するものです。同時代を生きた作り手たちとの交流を通じて、春翠が何をまなざし、何を求めたのか。本展では、春翠と作品とのめぐり合わせ(=仕合せ)を時系列順に辿りながら、その美意識を見つめなおすとともに、収集の背景や時代性といった視点からコレクション形成史を再考する機会とします。

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