泉屋博古館の二つの展示館と前庭、中庭は、目の前に横たわる東山と調和しながら、心静かに芸術と向き合うための空間を作り出しています。
1号館・青銅器館1970(昭和45)年小角亨(日建設計)設計
- 青銅器館設計者について
-
設計者の小角亨氏は、日建設計に入社後、青銅器館(1970年)を皮切りに倉吉博物館(1974年)、大阪市役所(1984年)などを設計し、日建設計大阪事務所長をつとめました。日建設計は、住友本店臨時建築部を源流とし、住友春翠が大阪府に寄贈した中之島図書館をはじめ、淀屋橋の住友ビルディング(三井住友銀行大阪本店)など住友と縁の深い建築を手がけてきた歴史を有します。泉屋博古館の建築は京都本館だけでなく東京館も日建設計による作品です。