江戸時代初期にあたる寛永3年(1626)9月、大御所徳川秀忠・将軍徳川家光の招きにより後水尾天皇が京都・二条城に行幸されました。初日の9月6日には、天皇一家と公家、将軍と全国の大名がそろう天下の大行列に、京の街は空前の活況を呈します。寛永行幸は泰平の世の到来を告げ、新たな文化の胎動をうながしたともいえるのです。
本展では行幸行列を活写する泉屋博古館所蔵 《二条城行幸図屏風》 (京都市指定文化財) を中心にこの歴史的盛事を振り返ります。そしてその前後から17世紀後半にわたり展開した寛永文化について東福門院 (徳川和子) という一人の女性を起点に見つめていきます。将軍の娘にして天皇の后となった彼女の周辺では、後水尾天皇、千宗旦、松花堂昭乗、小堀遠州、野々村仁清など、きら星の如き文化人たちが身分を越えた交流を通じ、それぞれの美の形を結びました。会場では公・武・民の架け橋となった東福門院ゆかりの品々をまじえ、その美と交流の足跡をたどります。
当館の近隣には東福門院菩提寺の光雲寺をはじめ、江戸初期復興のゆかりの社寺が点在しています。往時の雅人の息づかいを今に伝えるこの地で寛永文化に思いを馳せる一時をお過ごし下さい。
1.徹底解剖!《二条城行幸図屏風》
史実を踏まえた確かな記録性、熱気あふれる風俗描写の臨場感、驚異的な描き込み。類品中でも随一とされ、寛永行幸四百年祭のキービジュアルともなっている当館所蔵の《二条城行幸図屏風》(京都市指定文化財)がいよいよ登場します。
2.最高級!徳川家出身の皇后さまの衣裳調度
日本史上、唯一、将軍家に生まれ天皇に嫁した東福門院・徳川和子。現存最古の十二単はじめ、江戸時代を通じもっとも存在感のあった皇后の最高級の衣裳調度を展示します。
3.東福門院の創作品、押絵に注目
東福門院が自ら創作に携わった押絵が集合。大切な人々に贈られたこれらの作品からは、教養や美的感性、さらに贈った相手へのこまやかな情愛がしのばれます。
4.名品でたどる寛永文化のスターの交流
後水尾天皇、徳川家光、近衛信尋、小堀遠州・・・ 行幸がもたらした古典復興、公武融合といった文化の潮流のもと、背景にある交流の物語を読み解きます。
主な展示品
インフォメーション
- 展覧会名
-
寛永行幸四百年記念
特別展 寛永行幸と花の都の文化びと - 会期
- 2026年9月5日(土)~10月18日(日)
- 休館日
- 月曜日(9月21日、10月12日は開館)、9月24日(木)、10月13日(火)
- 開館時間
- 10時 ~ 17時(入館は16時30分まで)
- 会場
- 泉屋博古館(京都東山・鹿ヶ谷)
- 入館料
-
一般1,200円(1,000円)、学生800円(700円)
本展覧会の入場料でブロンズギャラリーもご覧いただけます
18歳以下無料、学生・18歳以下のかたは証明書をご呈示ください
入館券はオンラインチケットを除き、館受付での販売となります
20名以上の団体は( )内の割引料金
障がい者手帳等を呈示のかたはご本人と同伴者1名まで無料
- オンライン
チケット -
*日時指定予約ではありません
*前売券はオンラインチケットのみ、
館受付での販売はありません
前売入館券
販売期間:7/24(金)10:00~9/4(金)23:59まで
料金(税込):一般1,000円、学生700円
当日入館券
販売期間:9/5(土)~10/18(日)16:30まで
料金(税込):一般1,100円、学生700円
寛永をめぐる2館セット券
販売期間:7/24(金)10:00~9/4(金)23:59まで
料金(税込):2,400円
当館と京都文化博物館 寛永行幸四百年祭開催記念特別展「寛永 太平がはぐくむ美」がセットになったお得な入場券です。
- イベント
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*予約制のイベントは、8月5日10時よりホームページにて受付開始予定(先着順)
*参加にはすべて当日の観覧券が必要です
*キャンセルの多いかた、過去に連絡なく不参加されたかたは、お申込をお断りすることがあります
*都合により内容を変更する場合があります
記念講演会/寛永文化講座
「寛永期の後水尾天皇と東福門院 ―幕府統制下での夫妻の歩み―」
9月22日(火・休)13時30分~15時
講師:久保貴子氏(日本近世史研究家)
定員:75名
【二条城特別協力】現地ツアー
寛永行幸の道を歩く-御所から二条城へ
9月6日(日)9時30分~11時30分
講師:泉屋博古館学芸員
二条城学芸員
定員:20名
シリーズ「二条城行幸図屏風を読む!」
定員:各日75名
第1回「服飾史の視点から」
9月20日(日)13時30分~15時
講師:山川 曉氏(関西学院大学教授)
第2回「絵画史の視点から」
9月27日(日)13時30分~15時
講師:実方葉子(当館学芸部長)
第3回「歴史学の視点から」
10月4日(日)13時30分~15時
講師:林 大樹氏(京都芸術大学等非常勤講師)
スライドトーク
講師:実方葉子(泉屋博古館学芸部長)
A「東福門院―押絵がつなぐ美の縁」
9月17日(木)14時~15時
B「二条城行幸図屏風の世界」
9月30日(水)14時~15時
- 共催企画
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泉屋博古館・NPO碧雲カフェ共催
碧雲セミナー「寛永文化と小堀遠州」
9月13日(日)10時30分~12時
講師:谷 晃 氏(野村美術館館長)
定員:当日先着30名
会場:当館講堂
*入館料が必要です。碧雲セミナー専用受付にてお支払いください。
- 主催
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公益財団法人泉屋博古館
読売新聞社
京都新聞 - 後援
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京都府
京都市
京都市教育委員会
京都市内博物館施設連絡協議会
公益社団法人京都市観光協会
NHK京都放送局 - 協力
- 寛永行幸四百年祭実行委員会
- 助成
- 芸術文化振興基金
- お問い合わせ
- お問い合わせフォームからお願いいたします
この展覧会に関連する
イベント・ラーニング
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【二条城特別協力】現地ツアー
寛永行幸の道を歩く-御所から二条城へ2026.09.06(日)09:30 - 11:30 -
スライドトークA
「東福門院 ―押絵がつなぐ美の縁」2026.09.17(木)14:00 - 15:00 -
シリーズ二条城行幸図屏風を読む!
第1回「服飾史の視点から」2026.09.20(日)13:30 - 15:00 -
記念講演会/寛永文化講座
「寛永期の後水尾天皇と東福門院 ―幕府統制下での夫妻の歩み―」2026.09.22(火・休)13:30 - 15:00 -
シリーズ二条城行幸図屏風を読む!
第2回「絵画史の視点から」2026.09.27(日)13:30 - 15:00 -
シリーズ二条城行幸図屏風を読む!
第3回「歴史学の視点から」2026.10.04(日)13:30 - 15:00
