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漆 ―東洋の美を彩る素材
開催期間
2022.05.282022.07.03
開催場所
泉屋博古館(京都・鹿ヶ谷)

中国・明時代の漆工品である龍図堆黄円盆および双龍図堆黄長方盆の修復完成を記念し、漆の美を探求する展覧会を開催します。
漆、それはアジアの人々が発見した不思議な素材です。塗料・接着剤として用いられた漆は、長い時間をかけて地域ごとに独自の技法が磨き抜かれていきます。本展では東アジアにスポットを当て、中国、朝鮮、そして日本で育まれた多彩な漆工品について、それを生み出した技法とともにご紹介します。今回一挙に公開する住友コレクションの漆工品は、茶室、能舞台、香席、酒宴、書斎・・・・・・かつて様々な場に顔をのぞかせた「実用」の品でした。会場では、漆が彩った近代数寄者のくらしについても探ります。ただ、漆の美も時の流れによる劣化には逆らえず、何百年にもわたって愛玩して伝えていくには定期的な修復を必要とします。展示では修復後初公開となる堆黄盆を例として、最新の修復技術もご紹介いたします。

ココがポイント!

美しくよみがえった堆黄の盆は修理後初めての公開!
必見です。

主な展示品

インフォメーション

展覧会名
漆 ―東洋の美を彩る素材
会期
2022年5月28日(土)~7月3日(日)
休館日
月曜日
開館時間
午前10時 ~ 午後5時(入館は午後4時30分まで)
イベント
*すべて入館料のみでご参加いただけます。
*予約受付開始 5月10日 11時より
 ホームページまたは電話075-771-6411(先着順)

URUSHIトーク①
「漆工品をめぐる修復技術」
6月4日(土)14時~15時30分
登壇者:
 室瀬 智弥 氏(目白漆芸文化財研究所)
 鷺野谷 一平 氏(目白漆芸文化財研究所)
定員:40名(要予約)

URUSHIトーク②
「近代数寄者たちの漆のあるくらし」
6月25日(土)14時~15時30分
登壇者:
 田淵 可菜 氏(中之島香雪美術館学芸員)
 森下 愛子(泉屋博古館東京学芸員)
聞き手:竹嶋 康平(泉屋博古館学芸員)
定員:40名(要予約)


青銅器講座
「中国古代における鳥の造形-その機能と神話-」

7月2日(土)14時~15時
講師:小南 一郎(泉屋博古館名誉館長)
定員:40名(予約優先)

会場
泉屋博古館(京都・鹿ヶ谷)
主催
公益財団法人泉屋博古館、京都新聞
後援
京都市、京都市教育委員会、京都市内博物館施設連絡協議会、公益社団法人京都市観光協会、NHK京都放送局
入館料
一般800円 高大生600円 中学生以下無料
  • 本展覧会の入場料で青銅器館もご覧いただけます
  • 20名以上は団体割引20%、障がい者手帳ご呈示の方は無料
お問い合わせ
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