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【中間報告】「おうこく足跡探訪」プロジェクト
2022.11.30

写生地の情報が続々と集まってきています!

現在、泉屋博古館で開催中の「特別展 木島櫻谷ー山水夢中ー」に関連して進行中のプロジェクト「おうこく足跡探訪」では、木島櫻谷が描いた京都近郊の写生の風景をみなさんといっしょに探しています。
今回は中間報告として、これまでに公開した木島櫻谷の写生5エリア15カ所のうち、みなさんのご協力で明らかになった写生地6カ所を、投稿いただいた写真とともに公開します!(投稿者のご承諾のうえ掲載しています)

加茂川3

手がかりが乏しいなか、よくぞ探訪してくださいました!写真中央の比叡山のシルエットは、櫻谷が稜線のみで描いた遠景の山にかなり近いですね。手前にこんもりと盛り上がった丘もちゃんとあって、かなりいい線です。川沿いに建ちならぶ家々は、櫻谷がみた風景を現代に移したかのような穏やかな雰囲気がただよっています。

鷹峯1

鷹峯からのぞむ比叡山を撮影いただきました。夕陽に浮かび上がる稜線のかたちが、櫻谷の写生とかぎりなく近いですね!手前になだらかに続いている丘も含め、櫻谷がよく観察して写生していたことがうかがえます。一方で、当時はひたすら田畑が広がっていたこのあたりには、今はたくさんの住宅が立ち並んでいます。景観の変化も見どころですね。

鷹峯3

写生に大きな欠損が見られた菩提の滝。隠された部分には、青く美しい滝壺がありました。写真上部に写る斜めに張り出した木は、写生の画面左上に描かれている白い幹と同じ木でしょうか。時が流れ、幹が太く成長しているようにも見えます。写生と写真どちらからも、滔々と流れ落ちる水音が聞こえてくるようです。

嵯峨1

清浄な空気のただよう空也の滝を撮影いただきました。投稿者さんはしばしば空也の滝で滝行をされるとのことで(!)、行場としての観点から詳しく観察されて参考になります。写生には描かれていない石造りの鳥居や灯篭は、後年に建てられたのでしょうか。奥に見える細い木が行者のための渡橋だとすると、こんなに細くて大丈夫だったのか心配になってしまいます。櫻谷さんも、滝行に挑戦したのでしょうか……?

嵯峨2

すがすがしい秋晴れのなか、嵯峨は保津川落合石門を撮影いただきました。張り出した岩の輪郭が櫻谷の写生とぴったり同じです。岩肌に生える緑まで、櫻谷がつぶさに観察していたことがわかります。遠景に描かれた橋は今はもう架かっていないものの、投稿者さんは橋の基礎と思われるものを見つけてくださいました。写生地の特定につながる貴重な発見ですね!

嵯峨3

山の形状を手がかりに「西郊途上」の風景を探してくださいました。稜線や尾根、山頂に木々が茂る様子まで、櫻谷の写生と酷似して見えますね!!それでも、写生の中心にある建造物がみあたらないとのこと。山の手前に大きな丘が横たわっているのも気になりますね。おそらく写生地はすぐ近くのはず。みなさま、こちらの投稿を手がかりにさらなる探訪もお待ちしております!

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投稿くださったみなさま、ご協力ありがとうございました!!
ご参加いただいた方には「オリジナル櫻谷写生バッジ」をプレゼントいたします♪

お好きなデザインをお選びいただけます。(サイズ:44mm×70mm)

引き続きみなさんの投稿をお待ちしています!

【参加方法】
①泉屋博古館のホームページおよびSNS(※1)で公開中の写生をチェック。
②描かれた風景と手がかりをもとに写生地を推測。現地におもむき、木島櫻谷の写生と同じアングルをめざして(※2)写真撮影!
③いずれかのSNSで写真撮影場所を投稿。ハッシュタグ「#おうこく足跡探訪」をつけて投稿してください。(SNS以外でも受付中!※3)

※1 対象のSNSはTwitter、Instagram、Facebookです。いずれをご利用の際も、ハッシュタグ「#おうこく足跡探訪」を忘れずにつけて投稿してください。
 泉屋博古館SNS
 Twitter: https://twitter.com/senokukyoto
 Instagram: https://www.instagram.com/senokuhakukokanmuseum/
 Facebook: https://ja-jp.facebook.com/SenOkuHakukoKan
※2 写生と同じアングルが見つからなくても構いません!あなたの「足跡探訪」の記録をぜひ共有してください。道中の写真も大歓迎です。
※3 SNS以外にも、以下3種類の方法で受け付けております。
⑴メール添付……写真を添付し、必要事項(下記)を明記のうえ、okoku-2022@sen-oku.or.jp までお送りください。
⑵郵送……写真と必要事項(下記)を封入のうえ、泉屋博古館(〒606-8431 京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24)までお送りください。
⑶泉屋博古館に持参……当館受付まで写真と必要事項(下記)をご持参ください(写真は返却できません)。受付で「おうこく足跡探訪してきました」とお伝えいただきましたら、担当者が確認します。(※開館日のみ

【必要事項】
 ・お名前(本名)
 ・報告書等で公開するお名前(本名または仮名)
 ・ご住所(記念品等の送付先となります)
 ・電話番号
 ・撮影場所の情報(住所や方角など、できるだけ詳細にお知らせください)

★★★2023年1月末まで投稿を募集中です!★★★
締め切り後には最終結果として、みなさまからの情報をもとに作成した「おうこく写生地マップ(仮)」の公開を予定しています。

プロジェクト終了後・・・

本プロジェクトをつうじて明らかになった写生地のうち1か所を選出し、「おうこく足跡探訪写生イベント(仮)」を開催します(2023年春開催予定)。櫻谷がまなざした風景を実際に写生することで、写生帖の魅力を深掘りしてみましょう!詳細は後日お知らせします。