「おうこく足跡探訪」の報告書と写生帖データベースが完成しました!
昨年の特別展「木島櫻谷―山水夢中―」にあわせて実施した参加型プロジェクト「おうこく足跡探訪」では、木島櫻谷が日々出かけて描いた京都近郊の風景をみなさんといっしょに探しました。このたび、みなさんからの情報をもとに作成した「おうこく写生地MAP」を盛り込んだ報告書が完成いたしましたので、ご報告します。さらに、同じく文化庁 Innovate MUSEUM 事業の助成により木島櫻谷の写生を高画質でご覧いただける「木島櫻谷写生帖データベース」が完成、公開いたしましたので、こちらもあわせてお知らせいたします。
・みなさんからの投稿をまとめた中間報告①はこちら
・中間報告②はこちら
・おうこく足跡探訪についてはこちら
報告書(みんなの探訪レポート/Innovate MUSEUM事業実績)
これまで「おうこく足跡探訪」プロジェクトでみなさんからお送りいただいた投稿をもとに、エリアごとの「おうこく写生地MAP」を作成しました。櫻谷の写生とみなさんの投稿写真を見比べて変わりゆく京都の風景に思いを馳せたり、写生地MAPをたよりに新たな探訪へお出かけくださいましたら幸いです。令和4年度 Innovate MUSEUM 事業で実施した活動報告も掲載しています。
★★★報告書(PDF版)はこちらからご覧ください★★★
木島櫻谷写生帖データベース
公益財団法人櫻谷文庫には、現在600冊あまりの写生帖が伝わっています。これまで櫻谷文庫と泉屋博古館で進めてきた調査をふまえ、まずは風景を描く大判の40冊を高画質で撮影し、公開しました。将来的には写生帖全頁のデータベース化を目指しています。データベースの公開により、多くの方にその魅力が伝わること、そして様々な角度から分析が進むことを期待します。(撮影:株式会社サビア)
★★★木島櫻谷写生帖データベースはこちらからご覧ください★★★
プロジェクトの最後に・・・
2023年6月3日~7月23日には、泉屋博古館東京で「特別展 木島櫻谷ー山水夢中」が開催され、本展覧会の中でも「おうこく足跡探訪」プロジェクトと写生帖データベースが紹介される予定です。プロジェクトの締めくくりとなる本展覧会もどうぞお見逃しなく!