掛軸、巻物、屏風 -東アジア独自の書画芸術の形式である「表装」。そこには保存・管理から装飾・演出まで、さまざまな知恵と美意識が凝縮されています。表装の取り合わせの数々は、所蔵者がその作品をどう見ていたか、どう見せたかったかをも伝えるもうひとつの美術史ともいえるでしょう。
本展では当館所蔵の住友コレクションより、通常脇役とされる書画の表装にスポットをあて、その多彩な展開を紹介、そこにこめられた思いをさぐります。また表装の仕立や修理のほか、インテリアデザイナー、作家との仲介役など表具師の多岐にわたる活動を、住友家15代春翠と井口邨僊の交流を例にたどります。
ココがポイント!
2024年は改修工事のため全館休館いたします。
休館前の最後の展覧会をどうぞお見逃しなく!
主な展示品
インフォメーション
- 展覧会名
- 特別展 表装の愉しみ -ある表具師のものがたり
- 会期
- 2023年11月3日(金・祝)~ 12月10日(日)
- 休館日
- 月曜日
- 開館時間
- 午前10時 ~ 午後5時(入館は午後4時30分まで)
- イベント
-
*すべて入館料のみでご参加いただけます
(要予約、先着順)
*予約受付開始 10月12日(木)11時より
ホームページまたは電話075-771-6411
講演会
「大阪の表具師井口古今堂─コレクターや画家との関わり」
11月25日(土)14時~15時 定員:50名
講師:徳山亜希子氏(新見美術館学芸員)
講座 **終了しました**
「表具師と施主の愉しい関係─井口邨僊と住友春翠」
11月11日(土)14時~15時 定員:50名
講師:実方葉子(当館学芸部長)
スライド・トーク+
展覧会のみどころのご紹介+掛軸の掛け方しまい方
11月22日(水)・12月2日(土)
各回14時~15時 定員:50名
講師:実方葉子(当館学芸部長)
- 会場
- 泉屋博古館(京都・鹿ヶ谷)
- 主催
- 公益財団法人泉屋博古館
- 相互割引
-
「茶碗」をキーワードに、関西の茶に関わる美術館と博物館9館が緩やかに連携し、各館の特徴を生かした展示を行います。当館においては表具とともに、住友春翠遺愛の遠州名物黄天目(銘 燕)を特別展示。
半券提示で相互割引を実施します。対象館や割引率など、詳細は以下PDFをご確認ください。
※使用済み半券に限ります。
※ほかの割引と併用できません。
- 相互割引
-
京都東山 美術館さんぽ
本展の半券提示で下記展覧会の入館料が一般800円→700円になります。
※ほかの割引と併用できません。
野村美術館
特別展「茶碗ー茶を飲む器の変遷と多様性ー」
前期 8月26日(土)~10月9日(月・祝)
後期 10月21日(土)~12月10日(日)
- 入館料
-
一般800円 高大生600円、中学生以下無料
- 本展覧会の入場料で青銅器館もご覧いただけます
- 20名以上は団体割引20%、障がい者手帳ご呈示の方は無料
- お問い合わせ
- お問い合わせフォームからお願いいたします