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書を楽しむ ~住友コレクションの日本・中国の書跡
開催期間
2012.05.262012.07.01
開催場所
泉屋博古館(京都・鹿ヶ谷)

本展は住友家から寄贈された日本・中国書跡の全貌をご紹介する展覧会です。

これらは15代当主住友(すみとも)春(しゅん)翠(すい)、その子息住友(すみとも)寛一(かんいち)、春翠と交流のあった内藤(ないとう)湖南(こなん)によって、明治から昭和にかけて集められました。茶の湯や文人趣味に親しみ中近世の数寄者の書を好んだ春翠、近代的視点から平安の古筆や八(はち)大山人(だいさんじん)など明清個性派の造形美に開眼した寛一、清の考証学に連なる東洋史学者として文人や学者の書を座右においた湖南。それぞれの視点をもった彼らを収集に駆り立てたのは、表情豊かな点や線、余白が織りなすかたちそのものの魅力に加え、時を超え筆者の美意識や思想、息づかいをも伝える書跡のちからにほかなりません。

中国で生まれ日本に伝わった書 ― 古代から近代にいたる多様な姿を日中の対比とともにご紹介します。雅人たちののこしたすみあと墨跡の豊かな世界をお楽しみください。

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