終了
関西邦画展覧会 ―大阪市立美術館所蔵品による―
- 開催期間
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2004.10.16土2004.11.28日
- 開催場所
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泉屋博古館分館
大阪市立美術館と住友家・泉屋博古館との縁には、大変深いものがあります。
大阪市立美術館は、昭和11年に開館しましたが、その計画が立ち上がった時、第15代住友家家長・住友住友吉左衞門友純は、大阪市茶臼山の本邸敷地を美術館、公園用地として大阪市に寄附、それによって大阪市立美術館が竣工した次第です。
さらに、第16代家長・住友住友吉左衞門友成は、昭和15年、大阪市立美術館のさらなる所蔵品の拡充を願い、関西在住の錚々たる日本画家20名に新作を依頼し、同作を同館に寄附すべく、作家の選定などを朝日新聞大阪本社に一任、同18年に「関西邦画展覧会」として大阪、京都、東京で公開された後、同作品を大阪市に寄附いたしました。また、この第16代家長によって財団法人泉屋博古館は、昭和35年に設立された次第です。
昨年、「関西邦画展覧会」が開催されてから満60周年を迎えたわけですが、泉屋博古館分館が東京に開館したのを受け、それを記念し、今秋開催する運びとなりました本展は、東京で実に60年ぶりの「関西邦画展覧会」となります。皆様のご清鑑をお願い申し上げます。