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近代陶磁器にみる東と西
開催期間
2006.04.012006.05.21
開催場所
泉屋博古館分館

いつの時代でも、ものを作り出す人々は、新しいものを取り入れたり、過去を振り返り先人の英知を学ぶなど、その技術やデザインの新奇性を求める努力をします。明治から大正にかけては、日本が広く世界に目を向け、多種多彩な文化が流れ込んできた時代でした。欧米からの影響はもちろんのこと、中国などからもさまざまな文物が日本に入ってきます。

そのような時代の中で作家達は、世界に通用する作品を作ろうと海外の動向を研究し、様々な努力をします。それまでの人々が行ってきたように中国や朝鮮半島などで花開いた東洋の文化のエッセンスを取り入れたり、桃山時代の黄瀬戸や江戸時代の色絵など、過去に一時代を築いた技法を学習したり、西洋の技術や洋食器という新しい文化を学び、それに挑戦するなど、作家達はさまざなま文化の姿を作品の中に表わしています。本展覧会では、「近代」という時代を生きた人々が何を学び、どのように消化し、形にしたのかを作品から読み解いていきたいと思います。

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