終了
泉屋博古館分館開館10周年「特別展 中国絵画 ― 住友コレクションの白眉 ―」
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2012.10.13土2012.12.16日
- 開催場所
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泉屋博古館分館
泉屋博古館分館は今年で開館十周年を迎えます。春から開催してきました連続記念展のしめくくりとして、東京では開館以来まとまった公開の機会のなかった当館の中国絵画を一堂に展観いたします。
当館の中国絵画は明から清への王朝交代の激動期に生きた八大山人、石濤ら明末清初の個性派の優品がそろうことで内外に知られています。明朝の遺民であった彼らは苦渋の日々のなか、史上稀に見る独特の表現を見いだしました。強烈な自我と繊細な感性が生みだした彼らの作品は、いまなお鮮烈に訴えかけます。彼らをはじめ、明清の文人たちが墨戯として描いた山水や花鳥の数々にはそれぞれの理想世界が映し出されるようです。また、コレクションには、南宋の宮廷画、国宝伝閻次平《秋野牧牛図》から清の沈銓(沈南蘋)の作まで、精緻な画技の粋をあつめた作品も見られます。
これらは明治から昭和にかけて住友家によって収集されたものです。彼らもまた、これら画家たちの理想世界に心を委ねた鑑賞者でした。時に日本文化にも影響を与えたこれら中国絵画の数々をお楽しみください。
国宝1件、重文4件、重美2件をふくむ約60点。画冊は会期中順次めくり替えて全頁をご紹介します。