終了
分館開館記念 泉屋博古館名品展第Ⅱ部 茶道具と書画
開催期間
2003.04.302003.07.06
開催場所
泉屋博古館分館

本展においては、開館記念展第Ⅰ部「青銅器と中国絵画」に続き、館蔵品の茶道具・書画の中より初公開品を含み、特に優れた作品を一堂に公開いたします。

泉屋博古館の茶道具と中国書画をのぞく書画は、第十五代住友吉左衞門友純(雅号・春翠)が大正年間に蒐集したものが大半を占めています。春翠は、青銅器の蒐集に見られるように美術への深い造詣に基づき、茶道具や絵画においても広い見識のもとに道具類を蒐集しています。茶道具は唐物に優品が多く、また遠州ゆかりの作品が多いことが特徴です。この中から春翠が実際に茶会において用いた道具を中心に展示をいたします。

一方絵画は、春翠の文人趣味の一端を垣間見られるような水墨画・文人がと住友家の邸内を飾った華麗な屏風を前期・後期の二回に分けて展示いたします。前期にご覧いただく、水墨画のうち、初期狩野派の作品をまとめて展示することはこれがはじめてとなり、元信印「琴高仙人・柳鷺・芦雁図」は初公開となります。また文人画は、初期文人画の彭城百川から伊藤若冲・田能村竹田・椿椿山など関西の文人画を中心に展示いたします。後期にご覧いただく屏風絵は、江戸時代に住友家の饗応の場に飾られた風景・祭礼・物語などさまざまな画題の屏風を展示いたします。

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