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児玉希望 ―日本画と写生の世界―
開催期間
2007.10.272007.12.09
開催場所
泉屋博古館分館

児玉希望は、明治31年に現在の広島県安芸高田市に生まれ、大正7年上京、川合玉堂に師事しました。同10年、第3回帝国美術院美術展覧会(帝展)で「夏の山」が初入選となり、昭和3年の第9回帝展では「盛秋」が特選を受賞、官展の中堅画家として地歩を早くも固めました。以来、官展、日展を中心に活躍、日本芸術院賞を受賞し、日本芸術院会員となりました。

その特質は、最も得意とした風景画によく現れましたが、戦後は、水墨画、抽象画にも新たな作域を開拓したことは高く評価されます。それと同時に油彩、水彩による写生を積極的に展開しましたが、それらはほとんど知られていません。

本展覧会では日本画と油彩、水彩による写生画約120件を通じ、知られざる一面も含めた希望の芸術世界を堪能していただきます。

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