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住友春翠生誕150年記念特別展「バロン住友の美的生活 ― 美の夢は終わらない。第2部 数寄者住友春翠 ― 和の美を愉しむ」
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2016.06.04土2016.08.05金
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泉屋博古館分館
明治・大正時代に住友グループの基礎を築いた住友家15代当主春翠。一方で彼は、公私にわたり文化活動に力を注ぎ、多彩な美術品を収集しました。
このたび生誕150年を迎えた記念として、その美術愛好の足跡を名品とともに振り返る展覧会を2部構成で開催します。
大正時代、50代になった春翠は、次第に幼少時の徳大寺家時代に慣れ親しんだ日本の伝統美術に心惹かれるようになります。自らの美意識に適った茶道具を取り合わせて歴史に残る名茶会を度々催したのもこの時期です。
その主要な舞台となったのが大正4年(1915)に完成した天王寺茶臼山(今の大阪市立美術館・慶沢園)の本邸でした。ここでは、また数々の名茶会や園遊会が催され、春翠の趣味が端々まで行き届いた室礼が客をもてなしました。
第2部では、春翠が好んだ伝統的な「和の美」に基づく名物茶道具や絵画の逸品とともに、それらが飾られた今はなき茶臼山本邸の様子を伝来資料などで紹介します。