終了
中国青銅鏡
開催期間
2011.01.082011.03.06
開催場所
泉屋博古館分館

青銅鏡は中国を代表する金属工芸品のひとつです。とくに漢時代(前206年~後220年)から唐時代(618年~907年)にかけて大流行しました。当時、鏡は呪術力・霊力をもつものと考えられ、単なる姿見としての利用の他に、不老長寿、子孫繁栄、官位栄達などの願いをかなえる道具として珍重されました。このような鏡の霊力は、鏡背面に様々な文様を描くことにより強化されました。

漢時代には青龍・朱雀・玄武・白虎といった四神など天界の神々、不老長寿の神仙、神々に従う霊獣などが登場します。さらに唐時代になりますと龍、狻猊(獅子)、天馬、鳳凰、葡萄、蓮などの文様が華やかにあらわれます。これらは吉祥文様の形となり、長く後世に受け継がれていきます。

本展覧会では、春秋戦国時代から宋元時代にかけての中国青銅鏡約80点を、文様の変遷に注目しながらご紹介してまいります。

この展覧会に関連する
イベント・ラーニング

関連するイベントはありません